ブリッジSEの将来

熱血ブリッジSE
目次:

  • 発展途上国の成長
  • 発展途上国のITエンジニアの給与が上昇しやすいワケ
  • 物価が上昇してしまったら
  • ブリッジSEの今後

オフショアが厳しいとの声は、今に始まったことではありません。一般的にオフショア開発は経済格差を利用したビジネスモデルです。成長著しい国でオフショアをしているのであれば、人件費の高騰で年々厳しくなるのは当然ですよね。大まかにブリッジSEの将来について気になることを箇条書きにしてみました。

  • これだけ中国やASEAN諸国が発展した今、海外で開発するメリットってあるの?
  • ブリッジSEに将来はあるのか?
  • 管理コストやクオリティを考えると日本の田舎で開発した方が得なんじゃないの?
  • 企業はわざわざ海外に発注するリスクを取らず国内志向に変わるのではないか?
  • いまからブリッジSEになるのはリスキーなんじゃないだろうか?

#当記事はオフショア開発をはじめたい企業向けではなく、ブリッジSEになりたい方に向けて書いています。

発展途上国の成長

東南アジアとはじめとする発展途上国は急速に発展しています。ほんの数年でガラリと変わってしまう都市をみるだけで、年々賃金格差が埋まっていることがよく分かります。

成長著しい国を知ると、ブリッジSEを目指しても大丈夫なのか、と心配になりますよね。

 

発展途上国のITエンジニアの給与が上昇しやすいワケ

ITの仕事に国境はありません。例えば、世界のphpプログラマは同じ土俵にいます。もちろん国により人気のフレームワークや言語がありますが、ほぼ同じ仕事をしています。

労働ビザや許可証の問題はさて置き、コミュニケーションツールとしての言葉の問題さえクリアしてしまえば、どの国でも仕事ができるのがITエンジニアのメリットです。仕事を依頼する立場からみるとよくわかるのですが、ITほど発展途上国に振りやすい仕事は他にありません。これは日本で働くエンジニアの給与が上がらない理由でもあります。日本語が話せるという価値以上に違いがあればよいのですが・・・ブリッジSEの話に戻しましょう。

オフショア開発が広がっていくなかで避けて通ることができない問題があります。

発展途上国にいるデキるエンジニアの奪い合いと賃金の上昇。発展途上国のITエンジニアの需要は高まるばかりです。東南アジアやインドでオフショア開発をしている経営者から悲痛な叫びが聞こえてきます。

発展途上国に仕事を依頼するのは日本だけではありません。欧米の企業もこぞって東南アジアに進出しています。できるエンジニアはひっぱりダコです。数年で給与が倍になるようなケースも珍しくありません。かつて私の部下として仕事をしていたスタッフは5年で4倍も給与が上がっています。夢がある世界ですね。

 

物価が上昇してしまったら

経営者としてみるとオフショア拠点の賃金上昇は死を意味します。より付加価値の高いサービスが提供できるのであれば生き残っていけます。しかし、デキるエンジニアほど好待遇を求めて転職してしまうことから、サービスの品質を維持するのがやっとです。

オフショア拠点の賃金が上昇してしまった場合は、賃金の安い地方都市にオフィス移転したり、さらに単価の安い国を求めて移転します。

  • 地方都市への展開
  • さらに物価の安い国へ

 

ブリッジSEの今後について

日本にITがなくならないかぎり安い人件費を求めて海外の開発拠点は移り変わっていくでしょう。製造業と同じです。ただ製造業より拠点を作るのに資金が必要というわけではありません。オフィスと回線さえあればできるのがオフショアです。今後、より多くの企業が海外を目指すのは間違いありません。

まとめ:ブリッジSEは製造業と同じように経済格差があるかぎりなくならない仕事です。

 

ブリッジSEの求人は一般公開されないことが多いのはご存知でしょうか。求人は一般的な求職サイトで探すのではなくエージェントを利用するべきです。海外のITに強い人材紹介会社をリストアップしてありますので参考にして下さい。

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以上、「ブリッジSEの将来」でした。

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