フィリピンのIT事情とブリッジSE

フィリピンのIT事情とブリッジSE

成長著しいフィリピン。そこで 「ブリッジSEになる」 ということについてみていきましょう。

熱血ブリッジSE
目次:

  • フィリピンのIT事情とオフショア開発
  • フィリピンのエンジニアの特徴
  • フィリピン人エンジニアの給与について
  • フィリピンでブリッジSEになるメリット・
  • オフショア開発が盛んなエリア
  • まとめ・フィリピンのIT事情とブリッジSE

フィリピンのIT事情とオフショア開発

フィリピンは英語を公用語としているのでオフショア開発に向いています。また、IT系の大学も多いので人材は豊富。しかし、即戦力と呼べる優秀な人材を欧米系の企業に根こそぎ持って行かれてしまうという悲しい話もあります。

日本の仕事とフィリピン人エンジニアの間には「仕事のやり方」や「文化の違い」という問題が横たわっています。どれだけ優秀なスタッフがいても、日本の顧客とフィリピン人エンジニアの間をブリッジすることは大変な業務です。

 

フィリピンのインターネット回線

インターネット回線は安定していないため、オフショア開発をしている企業はバックアップ回線も用意しています。企業によっては、更にモバイルWIFIを用意しているところもあります。もちろん回線も年々向上していますが、まだまだ不安定です。

回線の安定性は、” マニラ > セブ > その他のエリア” です。

 

フィリピンのエンジニアの特徴

フィリピン人エンジニアは自分の役割をしっかりと定義しておく必要があります。痒いこところに手が届く日本のエンジニアが例外なだけかもしれませんが、フィリピン人エンジニアは、決められた役割以外の仕事はしません。

どちらかと言えば、日本人エンジニアよりフィリピン人エンジニアの方がグローバルスタンダードに近いです。

日本のよう上司が知らないうちに部下がフォローしてくれることはマレ。日本式の仕事は世界の基準とはかけ離れているので、エンジニアの役割や業務をはっきりさせる必要があります。

 

 

できるエンジニアほど辞めていく

できるエンジニアから転職してしまうのは、なにもフィリピンだけではありませんが、育てたエンジニアが育っていくのは寂しい話ですね。仕事ができないエンジニアほど会社にぶら下がっています。もちろん、欧米企業と同水準の給与を支払えるなら、できるエンジニアもキープできます。

 

 

フィリピン人エンジニアの給与について

フィリピンの人気ニュース番組 ABS-CBN News(sourceはJobstreet.com)によると、フィリピン人ITエンジニアの初任給は以下のようになっています。レート2.2で換算した日本円での表記も追加しました。

この金額がもらえる新卒はエリートですね。

Specialization Average Basic Monthly Salary
IT/Computer-Software 23,949ペソ
52,687円
IT/Computer-Network/Database Admin 23,080ペソ
50,776円
Technical and Helpdesk Support 22,289ペソ
49,035円
IT/Computer Hardware 21,371ペソ
47,016円

 

オフショア開発が盛んなエリア

マニラ(マカティ・フォート・オルティガス)が中心になりますが、近年はセブのITパークもアツいエリア。セブは、マニラよりエンジニアの賃金が安いことが最大のメリットです。しかも、治安もよいので企業からするとありがたいことばかりですが人材集めに苦労します。

もちろん給与しだいとも言えますが・・・やはり人材はマニラにアドバンテージがあります。日本で東京と大阪を比べるようなもの。

 

まとめ・フィリピンのIT事情とブリッジSE

フィリピンはオフショア開発に理想的な国です。しかし、人件費の高騰はすさまじいので、いつまでオフショア開発ができるのだろうと感じている人も多い。

もちろん地方都市なら格安でエンジニアを雇うことができます。地方に行けばいくほど、人材集めに苦労するので、社内教育にお金を掛ける必要があります。

経営者の視点ではなく、ブリッジSEの視点でフィリピンを捕らえてみると、英語でマネジメントを学ぶには最適な国です。今後のキャリアに繋がるのは間違いありません。チャンスがあれば是非挑戦するべきです。

ブリッジSEの職場は海外にある開発拠点の管理です。企業は大々的に募集できない人員になるので、非公開求人としてエージェントが握っています。

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以上「フィリピンのIT事情とブリッジSE」でした。

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