もし、あなたがブリッジSEの求人を見つけられないなら、そもそも探し方を間違えている可能性があります。ブリッジSEは仕事柄あまり大々的に求人を募集できません。
企業側の視点を持つと理由がわかると思いますが、ブリッジSEの仕事の見つけ方をみていきましょう。
ブリッジSEの求人が見つからない理由

- なぜブリッジSEの求人は非公開なのか
- ・非公開にしたい企業の考え方
- ・企業情報に海外オフィスを記入する別の理由とは
- 非公開の求人を探す方法
なぜブリッジSEの求人は非公開なのか
もし、あなたが経営者で開発拠点の一部をベトナムに移転することを考えているとしましょう。まず、あなたがすることは社内で言葉が話せて海外勤務したいスタッフを選定することです。もちろん、既存の業務に穴を開けてはいけないので、スタッフを選ぶのも大変です。
スタッフには家族の問題があります。アメリカなら喜んで勤務したがるスタッフは多いのですが、発展途上国になると尻込みしてしまいます。子供の教育の問題もあるでしょう。仕事がなくてブラブラしている窓際族的な人達は、すでにIT業界で絶滅しています。
要するに、発展途上国で働きたいITエンジニアやPMは少ないワケです。これは既存のオフショア開発や新規で海外拠点をつくる場合でも同じです。
非公開にしたい企業の考え方
求人を募集したい。しかし、通常の求人サイトに企業名と募集要項が公開されてしまうことは避けたいところです。
なぜなら、開発拠点を移すことや既に海外オフィスで開発をしていることを取引先やエンドユーザに知られたくないからです。また、同業者にも**の開発は海外だと知られてしまいます。上場企業を除くと開発拠点が海外にあることを告知するメリットはほとんどありません。
例えば、業務系のソフト開発(ERPやPOS)の開発業務を発展途上国て行うことを告知するメリットはありません。進出したら業界人には知られてしまいますが、対エンドユーザ向けには隠しておくことが可能です。あえて言わない。
組込み系の業務に関わる仕事は、取引先が超王手のことがよくあるので、この問題についてすごく気にしています。もちろん、取引先にお伺いを立てた上で法人の設立をしています。
海外で勤務可能な従業員を採用したい。 でも、外部には知られたくないワケです。
企業情報に海外オフィスを記入するタイミング
上場企業以外は、社外に告知するにしても海外の開発拠点がしっかり役割を果たしてからになるはずです。開発拠点が海外にあるので、他の企業よりも安く開発できることを売りに営業活動を行える段階までこないと企業側に海外拠点を告知するメリットはありませんよね。
企業情報に海外オフィスを記入する別の理由とは
海外の拠点から現地マーケット向けにサービスを展開する場合や海外の拠点から日本以外の国へのサービスをしている場合は話が異なります。これらの場合、グローバル展開している企業としてアピールできるので海外オフィスを記載するメリットがあります。
また、海外の現地マーケットを狙う名目で既存の開発案件を海外でこなす。隠れオフショア企業もあります。
非公開の求人を探す方法
非公開求人は転職エージェントが握っています。管理職やハイクラス求人を扱うエージェントに登録しておくことでブリッジSEの仕事にリーチできます。これまで求人サイトでブリッジSEの仕事が見つからなかったのであれば、そもそも探し方が間違っている、ということです。
転職エージェントのタイプ
転職エージェントもエンジニアと同じで得意な分野、不得意な分野があります。日本の求人しか扱っていないエージェントやITに強いエージェントがあります。ITに強くて海外案件も扱っているエージェントは少ないので、すべてに登録してみることをおすすめします。

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以上、「なぜブリッジSEの求人が見つからないのか」でした。